神経障害は糖尿病の三大合併症の1つで、比較的初期から症状が現れます。
神経障害では体の隅々まで張り巡らされている末梢神経が障害されます。
まず、両足のしびれや痛みなど「足」から症状が現れます。
神経障害で最も多いのは、左右対称に広く症状の出る多発神経障害です。
神経障害が進行すると、深刻な状態を招くこともあります。
症状が現れたら、それが神経障害によるものか、詳しい検査が必要です。
神経障害の予防・治療のカギは、血糖コントロールの改善です。
神経障害の治療はこのように行います。
神経障害は最も多い合併症。足のチェックや定期検査で早期発見に努めましょう。
日ごろから、血糖コントロールを良好に保つことが大切です。
[監 修]稲垣 暢也(京都大学大学院医学研究科 糖尿病・内分泌・栄養内科学 教授)
日本糖尿病協会検証済み
2021年9月更新